日本だけじゃない!
外国にもある金婚式がどんな風なのか知りたい!!

結婚50年や25年の記念日を金婚式、銀婚式と呼びます。

結婚記念日には毎年名前が付いていますが、この2つは人生の節目となる大きな記念日として、ご存知の人も多いでしょう。

金婚式では、主役のご夫婦は高齢になっていることがほとんどですから、子どもや孫が率先してお祝いをします。これを日本独特の習慣だと思っている人もいるかも知れませんね。
本当はどうなのでしょうか。

今回は
●金婚式は外国にもあるの?外国の金婚式はどんなものなのか
について解説します。

結婚記念日はどこで始まった?

そもそも結婚記念日を祝う習慣はヨーロッパで始まったといわれています。
キリスト教のカトリック(旧教)の人たちが結婚記念日を祝っていたことが始まりでした。

結婚記念日といえば有名なのはイギリスですが、フランスやイタリアにも結婚記念日を祝う習慣があります。フランスはイギリスと少し違っていて「さくらんぼ婚式」や「黒羊婚式」などがあって、興味を引かれますね。

でも、どこの国でも結婚25年目が銀婚式、50年目が金婚式というのは共通しています。

日本にはイギリスから入ってきた!

日本には元々結婚記念日を祝う習慣はありませんでしたが、イギリス経由で結婚記念日が伝わったそうです。明治27年に、明治天皇の結婚25年を祝ったのをきっかけに、日本でも結婚記念日を祝う習慣が広がったのです。

最初に日本でメジャーになったのは、結婚25年つまり銀婚式だったのですね。
でも、その倍の長さを祝う金婚式もその後銀婚式と同じくらい有名になったのです。

イギリスでは銀婚式以降は、その記念日に因んだ宝石を夫婦で贈り合う習慣があるそうです。
日本でもその習慣を忠実に果たしている夫婦が結構いるそうです。

アメリカで発展した結婚記念日

アメリカにイギリスから結婚記念日の習慣が伝わったときに、結婚記念日の数が増えました。
そして結婚記念日の名前にちなんだプレゼントをする習慣(例えば金婚式なら金製品など)も、アメリカに結婚記念日が伝わった後に盛んになったそうです。

アメリカではこのように、結婚記念日にはプレゼントを交換したり、レストランで食事をしたり、小旅行に出かける場合もあります。夫婦ごとに自由に結婚記念日を楽しんでいるようです。

カトリック色が強い地域(イタリアなど)では、最初に教会に出かけて神様の祝福を受けてから、パーティーを開いたりするそうです。結婚記念日は宗教的な色合いも強いのですね。

リニュー ヴァウズに注目したい!

アメリカでも結婚記念日に教会に行く人たちがいるようです。
そこでrenew vows(リニュー ヴァウズ)を行うそうです。
これは結婚の誓いを新たにするという意味で、結婚式と同様に披露宴まで行う場合もあるそうです。

リニュー ヴァウズは日本人の夫婦にこそ必要だと私は思うのです。
日本人は自分の気持ちを伝えるのが苦手です。
これくらい言わなくても分かって欲しい、と思うことが自分にもよくあります。
でも、言わなくても分かることなんて、夫婦の間にそうはないのです。

そうして小さな食い違いが積み重なって、ある日突然爆発します。
だから結婚記念日に、結婚の誓いを新たにして、本当に自分とパートナーはきちんと向き合っているか考えることが必要だと思います。

リニュー ヴァウズをしていくことで、無事に金婚式を迎えられるのかも知れません。

誰からも押し付けられない、自分だけの金婚式を!!

リニュー ヴァウズに限らず、海外では自分たちなりの結婚記念日の過ごし方を大切にしている夫婦が多いようです。金婚式なら、盛大なホームパーティーを催す人も多いのですが、皆自分たちがやりたいようにやっている印象です。

外国では結婚記念日は、夫婦が楽しむだけでなく夫婦の行先を左右する大事な行事になっているようです。特に金婚式は自分たちだけではなく子どもや孫たちに、夫婦というものはどんな風に進んで行けば良いのかを教える機会にもなっています。

日本だと人がやるから自分たちもやらないと、と考える人が多いように思います。
これだと結婚記念日の本当の意味を見失ってしまうかも知れません。

外国ではどんな金婚式をしているのかを知ることで、なぜ金婚式のお祝いをするのか、その意味を考えてみるのも良いかも知れませんね!

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