金婚式は夫婦の結婚50周年記念日のお祝いのことです。
結婚記念日を祝う風習が始まったのは19世紀のイギリスです。
当初は結婚5年目、15年目、25年目、50年目、60年目の5回だけお祝いしていましたが、アメリカに伝わってから結婚記念日をお祝いする回数が増えたといわれています。
現在では15年目までは1年単位、それ以降は5年単位で結婚記念日をお祝いするようになっています。
イギリスで始まった結婚記念日を祝う風習ですが、日本ではもともと「家」同士のつながりを重んじる文化があったため、夫婦の結婚記念日を祝うことはありませんでした。
しかし、1894年(明治27年)に明治天皇が今でいう銀婚式、「大婚二十五年祝典」を盛大に催したことがきっかけで民衆の間でも結婚記念日を祝うことが一般的になりました。
当時有名になったのは結婚25周年の銀婚式でしたが、結婚50周年の金婚式も人生の節目の行事として広まっていきました。
現在日本では、銀婚式よりも金婚式を盛大にお祝いするケースが多いです。
銀婚式以降の結婚記念日は宝石をシンボルとする名称がつけられています。
欧米では銀婚式以降、それぞれの記念日にちなんだ宝石を夫婦で贈りあう風習があります。
そのため、金婚式では金のアクセサリーを贈るのが一般的です。
また、金を用いた食器類をプレゼントする場合もあります。
日本でも欧米の風習に倣い、金婚式には金のアクセサリーや名前入りの金杯などを贈りあう風習があります。
今日の日本では、金婚式は子どもや孫、友人知人とともに過ごす大切なイベントですね。
イギリスから始まった結婚記念日をお祝いするという風習は明治時代に日本に入ってきて根付きました。二人そろって結婚50周年を迎えられるということは、まさに黄金のように尊く価値あるものです。
家族みなで金婚式を迎えられるというありがたさに感謝しましょう。
喜びも苦労もともに乗り越えてきた夫婦に敬意を表し、笑顔や涙あふれる金婚式を迎えてください。
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